気になる!30代からの加齢臭対策!
2019年10月24日
梅雨時や夏場など誰でも汗を多くかく季節には、汗のにおいに気を揉んだり不快な思いをする機会が増えますが、これとは別に季節を通して放出されているニオイがあります。それが中年以降の年齢になると発生することが多くなる加齢臭です。
中年男性のイメージが強いですが、実は女性でも発生するもので生来的に皮脂が多い男性のほうが程度が強くなりがちというにすぎません。年齢的には40代以降にかけて急増しますが、早い方ではすでに30代で加齢臭の悩みに直面する場合も少なくないようです。知らぬ間に周囲の人間に不快な思いをさせることのないように、加齢臭のメカニズムと注意点や対策について検討してみましょう。
ここで加齢臭が発生するメカニズムを確認しておくと、加齢にともなって皮脂を分泌する皮脂腺において、パルミトレイン酸という脂肪酸が増加するとされています。このパルミトレイン酸とともに、加齢にしたがって生成量が増えるとされるのが、過酸化脂質と言う物質。過酸化脂質とは脂肪に活性酸素などから放出される酸素が結合した酸化物質のひとつで、脂質が錆びたようなものです。この両者の物質が結合することで、パルミトレイン酸が酸化分解されることで、最終的にニオイ物質のノネナールが発生するとされています。加齢臭は皮脂が大きく関与しているため、皮脂腺が多い後頭部やデコルテゾーンなどに特に注意が必要とされています。
それでは加齢臭対策にはどのような対策が有効なのでしょうか。まずニオイそのものをケアする方法として消臭スプレーや衣服用ボディーシートを利用することが考えられます。消臭スプレーも加齢臭に特化したタイプがおすすめです。シャンプー時には後頭部は洗い残しがないように、十分すすぐことがポイント。シャンプーの洗い残しは雑菌のえさになるので、悪臭という副産物が生成されてしまって加齢臭を悪化させる可能性があります。
また身体の内部からアプローチする方法には、ストレスをためないこと大切な視点です。衣服用ボディーシートで加齢臭が広がらないように対策をとることも、自信につながりストレスを軽減させる効果を期待できます。そして食事を見直して過酸化脂質のもとになる過剰な脂肪分の摂取などは控えてください。体内の過酸化脂質を生成するバターやラードなどは要注意。またニオイ物質のノミナール生成に関与する過酸化脂質は活性酸素の影響を強く受けます。そこで活性酸素を除去する抗酸化物質のビタミンCやEを含む果物やナッツ類を、適量摂取するのも対策になります。