30代は人生を振り返るターニングポイント?
2019年09月02日
30代と言う年代は20代の若者からみれば、中年のカテゴリーに入りかなり年をとったとの印象を持ちがちです。反対に40代や50代以降の世代から見ると、まだまだ随分と若さも残る世代との印象が強いといえます。これほど世代により所感が異なるというのは、30代が人生のターニングポイントともいえる年代に当たることを意味すると考えることができます。
20代で社会に出る方が多数であることを想定すれば、すでに10代後半から就業している方も加えると、相応の仕事上の経験を積んでおり、これまでの努力が実を結び始める頃と言えます。他方で責任や権限を手にし始める年代とはいっても、まだまだ不安定な時期で、将来に向かってまだまだ努力を積むべき時と考えることも出来そうです。
ターニングポイントと言うのは、いわば今後の進路にとっての分かれ道、30代以降の将来の人生の目標を達成するために、努力するべき年代にあると考えて行動するべき年代です。それではこの時期に済ませておくべき事項にはどのようなものがあるのでしょうか。
転職市場では30代がひとつの目安になるとの見解が一般的です。一億総活躍社会という言葉が働き方改革における重要なキーワードになっており、実際に40代や50代でジョブチェンジに成功し高額なサラリーを得ることに成功している方もいるのは事実です。しかしながら安定して長期間就業してくれる人材を企業が求めているのも事実です。現在の職場の環境と自分のスキルなどとの兼ね合いで転職を検討するなら30代は一区切りをつけるべき年代と言えます。
20代ほどではないとは言え、リスクを冒して起業するというのも、30代に決断する向きが多いようです。起業するには奉職するのに比べればはるかにエネルギーと貪欲さが必要です。不安定な環境に身をさらし目標に邁進するには、30代は最適の年代。仮に失敗しても精神的にも身体的にもまだまだリカバリーは可能です。
そして充実した人生は健康な身体があってこそです。30代は生活習慣病などのリスクは、さほど高いとはいえませんが、40代以降の健康面のリスクはそれ以前の生活の積み重ねが反映してきます。20代であれば多少の不養生や無理をしても、すぐに回復すること出来たはずです。しかし若い頃の意識のままで漫然と日常生活をおくっていると、40代以降に年齢になって病気に至らなくても外見ややる気などの原動力に影響してきます。30代からは健康管理を意識する生活を始めて下さい。